逃げる選択肢を外してはならない
「脱社畜ブログ」という面白いブログがある。
http://dennou-kurage.hatenablog.com/
日本の労働環境を批判する内容が多いのだが、
内容に非常に共感してしまう。
「合わない場所からは逃げた方がいい。」という意見が
度々見られるのだが、特に私はこの意見には賛同している。
「逃げる」という言葉にネガティブなイメージを持つ人が多い。
特に仕事においては「どんなに嫌な事があっても逃げてはならない」
「みんな苦労しているんだから逃げずに頑張るべきだ」という人がいる。
ところで仕事で「逃げる」ことによる弊害は何だろう?
・職場を転々とすることで給料が安定しない。
・根気が身につかない。
・無気力なニートになりやすい。
こんなところか。
しかし私は逃げずに我慢することによる弊害の方に
目を向けなければならないと思うのだ。
よくブラック企業に勤めている人が過酷な環境に耐えられなくなり、
自殺してしまうケースがあるのだが、仕事に対して気楽に考えており、
いつでも「逃げる」という選択肢があった場合、助かった命が多くあったのではないだろうか。
世界的に見て、「労働環境が劣悪だ」と言われる日本で
「逃げる」という選択肢を排除するのは大変危険な考えであると思う。
無理は禁物である。